たんぽぽ

やりたいこともはっきりしていて馬鹿な夢はあるんだけれど、それと同時にそれを叶える程の能力がわたしにはないこともはっきりしている。ここで才能とか遺伝子とか全部ひっくり返せるぐらいがむしゃらに努力出来れば素晴らしいが、クソ怠惰で頭の弱い抑鬱人間にそんな元気はなくてただただ毎日を無駄にして「今日も死ねなかった……今日も死ねなかった……」とブツブツブツブツ言いながら、不安で心と部屋をグジュグジュにしながら母の買ってきた飯を食うことしかしていない。自分で終わらせる根性すらない。

死に救済を求めるにしても生に幸せを見出すにしてもどちらにしろ自分で行動を起こして努力しなければならないんだ。それが凄く辛い。

最近はよく中学の夢を見る。部活したり、仲良しグループで友達ん家に集まってからみんなでコンビニに歩いてったり、誰かの悪口で盛り上がったりをわたしはいつまでもあの子らとしていたかったのに毎日は爆速で流れていってみんな大人になっちゃって高校に入ればわたしじゃない新しい友達が出来て、新しいわたしの知らない彼氏がいたりする。これは紛れもなく現実で当たり前のことなのに受け入れられないまま、時が止まって取り残されているのはわたし一人だけだった。正直凄く焦っているけど何がどうなっているのかよくわからなくて、どうしたらいいか悩んでいるうちにまた勝手に日が暮れてしまう。

みんな変わらないでほしいしわたしを置いてかないでほしい寂しいから。

 

 

今テレビで高校野球が流れてる。